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【初めてでもよくわかる】健康維持に欠かせない酵素とは?

健康維持やダイエットなどに効果があるというのは知っていても、酵素の意味や働きをするのは難しいかもしれません。

この記事では、あらためて酵素の意味、体内での働きをご説明します。この記事を読めば、酵素の意味と働きを知ることができるので、酵素が含まれた食品やサプリメントなどについても、正しい知識で利用できるようになるでしょう。

1.あらためて、酵素とは?

酵素とは、植物・微生物・動物・人間を含めた生物がもっている触媒機能をもつタンパク質のことです。もう少し酵素の意味と働きを、わかりやすくご説明します。

1-1.酵素による触媒の効果とは?

「触媒」は、化学反応において、そのもの自身は変化せず、反応速度を変化させる物質と説明できます。触媒があれば、化学反応に必要なエネルギー消費を少なくして、分解などの反応速度を早くすることが可能です。

たとえば、お肉をアミノ酸に分解する工程を、酵素という触媒なしで行うなら、肉を強い塩酸に浸し、24時間継続して、100℃以上に加熱し続ける必要があります。

人体の場合は、ペプシンという酵素が、胃で肉を消化し、タンパク質に分解します。小腸では、トリプシン・エラスターゼ・キモトリプシンなどの酵素が、タンパク質をアミノ酸やオリゴペプチドなどの栄養素にさらに細かく分解します。この工程が、体内では素早く行われているのです。

酵素という触媒のあるおかげで、たくさんの熱エネルギーや時間を必要とせずに分解ができるのです。

1-2.酵素のもつ基質反応特異性とは?

酵素にはもうひとつ、基質反応特異性という特徴があります。簡単にいうと、自分が相手にできる物質以外には、一切働かないという意味です。酵素には種類が数多くありますが、酵素一つひとつが、決まった物質に対してだけ反応するということです。

たとえば、酵素のアミラーゼはデンプン、プロテアーゼはタンパク質、リパーゼは脂肪というように分解できる物質が決まっています。決まった目的のためだけに働くので、仕組みがわかれば、利用価値が高いことになります。

2.酵素の利用

酵素とは、触媒機能をもつタンパク質のことで、人間はもちろん、動植物の体内にも存在しています。膨大なエネルギーを必要とせずに科学反応を起こすことができ、一種類の酵素は、ひとつの物質に対してのみ反応するという特徴があります。

酵素は昔から、味噌やお酒、キムチや納豆などの発酵食品を作るために使われてきました。しかし、その特徴を理解した上で、近年では医薬・健康食品・繊維・洗剤・エネルギーなど、さまざまな分野で活用されるようになってきています。

大量のエネルギーを必要としない酵素は、産業や工業の分野でも注目されています。エコで効率的に働く酵素が、人体にはたくさん存在しているのです。

3.人体に含まれる酵素の種類とその働き

人体に含まれる酵素は、大きくわけて以下の2種類です。

・消化酵素
・代謝酵素

3-1.消化酵素とは?

消化酵素は、食べ物を消化して、分解する働きがあります。唾液・胃液・小腸液には、食べ物を消化して分解し、栄養素にかえるための酵素が含まれています。それぞれにどんな酵素が含まれていて、どんな働きをするのか、その代表例をご紹介します。

・唾液:アミラーゼ→デンプンを分解する
・胃液:ペプシン→タンパク質を分解する
・小腸液:リパーゼ→脂肪を分解する
    マルターゼ→糖分を分解する

消化酵素は、食べ物に含まれる栄養分を細かく分解し、体内で吸収されやすい栄養素なるようにします。

3-2.代謝酵素とは?

代謝酵素の働きは、腸で分解・吸収された栄養素を、エネルギーにかえることです。そのエネルギーは、呼吸・消化・新陳代謝・排尿や排泄・免疫機能の維持など、生命活動のために用いられます。

4.体内酵素は不足する!?

体内に存在する酵素は、1年間で作れる量が決まっているのが特徴です。さらに年齢を重ねると、徐々にその生産量は減少するといわれています。

加えて、食べ過ぎや飲み過ぎ、食品添加物が大量に含まれている食品をいつも食べるなどの習慣があれば、消化に酵素がたくさん使われて、代謝に使う酵素が不足します。こうなると、慢性的な疲れ、体のむくみ、免疫力の低下などの問題を引き起こすかもしれないのです。

そのため、発酵食品や生野菜、果物などから酵素を摂取することが必要になります。「食生活を改善するのが難しい」「野菜や果物をたくさん食べるのは苦手」という方は、酵素を含んだドリンクやサプリで代用できるでしょう。

5.まとめ

酵素は、大量のエネルギーを必要とせずに化学反応を起こすという特徴をもったタンパク質です。ひとつの酵素は、決まったひとつの物質に対してだけ反応するという特徴もあります。

こうした特徴をもった酵素が、体内にもたくさん存在します。たとえば、消化酵素は食べ物に含まれる栄養分を、体内に吸収できるレベルまで分解するという働きがあるのです。

しかし、体内に存在する酵素の生産量は、加齢により減少します。食生活が乱れれば、消化と代謝という酵素の働きのバランスが崩れ、疲れや病気の原因となる可能性もあります。これは、酵素を食品やサプリメントなどで補うこともできるでしょう。

相模原市緑区の「のざき薬局」では、処方箋調剤のお薬や市販薬の販売だけでなく、酵素ドリンクやサプリメントなど、お客様の健康維持に役立つ商品も取り扱っております。

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