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便秘は意外と怖い!腹痛になるメカニズムと解消方法を解説

便秘は意外と怖い!腹痛になるメカニズムと解消方法を解説便秘は悩まされている対象があなた自身、またはあなたの身近に居ると伺えることから、いわゆる「よくあること」と言えるでしょう。もっともそれがよくあることだとしても、腹痛にまで及ぶと危険なこともあり、意外と怖いところもあるのです。今回は、便秘から腹痛になるメカニズムと解消方法について解説しますので、便秘の怖さをあらためて知りましょう。

どうして便秘が起こる?

どうして人は便秘を起こすのか、どうして排便が自由にできなくなるのか、その原因が何なのか疑問に思ったことがあるのではないでしょうか?ここではその原因として考えられる4つをご紹介させていただきますので、自分がどれに当てはまるかを確認してみましょう。

腸管の弛緩によるもの

大腸というのは、蠕動運動という腸を波打たせるような動きをして、便を直腸まで運ぼうとする機能を持っています。大腸にたどり着いた食物は、まだ消化途上でたくさんの水分を含んでいるので、大腸を波打たせるだけで進むべき方向に進んでいくことになります。

しかし、食物繊維の不足や運動不足などが続くと、蠕動運動の機能低下や腹筋力が弱まるなどにより大腸が弛緩してしまうことがあります。そうなると便の通過時間が長くなり、その間に便の水分が大腸に吸収されることになりますので、結果便が固くなり便秘となるのです。なお便秘の原因として最も多いもので、それだけに大多数の方にとって身近だと言えるでしょう。

腸管の痙攣

腸管というのは、何も食物などの経口摂取したものだけに影響を受けるわけではありません。ストレスや疲労などの精神的負荷により、副交感神経が活性化して腸管の緊張を及ぼし、蠕動運動を鈍化させてしまうことがあるのです。

蠕動運動が今ひとつしっかりとできない大腸は、便の進行をうまく調節出来なくなり、小さないくつもある便となったり、細い便を引き起こしたりしてしまうのです。これも、きちんと排便ができていないことから便秘と言えるでしょう。

直腸への停滞

通常の場合、便が直腸に辿り着くと「排便のタイミング」と直腸が脳へ指示を送ります。ですが、普段から便を我慢ばかりしている人、もしくはご年配の方はその機能が弱くなる傾向があり、そのために指示が送られない…つまり便秘となることがあるのです。

その他の原因

基本的に便秘の原因は上記の3つですが、その他大腸がんなどの「病気によって引き起こされる」便秘もありますので、もし気になるところがあればすぐに医療機関へ行きましょう。素人判断は危険です。

便秘が腹痛を起こすメカニズム

この項目では、便秘の原因として最も多い「腸管の弛緩によるもの」が、如何に腹痛を起こすのかそのメカニズムについてご説明させていただきます。まずこの場合の便秘は、蠕動運動の機能低下や腹筋力が弱まるなどをして大腸が弛緩するのですが、その際に便が大腸内に留まることがあります。

「留まる」だけで収まればいいのですが、それも繰り返すと同じ場所に便が留まることになるので、やがて大腸の一部分を完全に塞いでしまうことになります。その結果「大腸が詰まっている」状態となり、便だけでなく、ガスも溜まるようになるのです。

ですが、弛緩はしているものの大腸は多少なりとも動きますので、必死に便やガスを直腸に向けて進ませようと大腸が頑張ります。この際に痛みが生じてしまい腹痛となる、さらにこの頑張りにより大腸内の圧力が高まることも腹痛の要因となるのです。

つまり、便秘により腹痛を伴う場合というのは、大腸が詰まっている可能性があるという深刻な状態なのです。また、便が同じ場所で留まることにより腐敗し、さらにガスが溜まっていることがさらなる悪循環を引き起こします。なおこの際、腹痛だけに限らずさまざまな症状を呈することも少なくありません。

・腹部の膨満感(ガスが大腸内に溜まるため)
・嘔気(大腸に食物が留まったために、消化液も滞留したことによるもの)
・吹出物(腐敗した大腸内の食物から発生した毒素によるもの)

このように、腹痛だけに限らず日常生活に大きな支障が出るほどの症状を呈することもあり、決して軽く考えていいものではないのです。

便秘解消方法

そんな大きな問題を起こす可能性、またはすでにその問題に直面されている皆さまは、「解消方法」に焦点を置いていると思います。ここではそんな皆さまへ、便秘の解消方法について触れていきます。

基本的な解消方法

便秘の解消方法と言われて、ほとんどの方はすぐに思い付くところなのではないでしょうか?

・食物繊維の豊富な食べ物を食べる
・適度な運動を心掛ける
・生活習慣の改善及び整える
・ストレスの解消並びに溜めない

この辺りは便秘に悩める方なら、ましてや腹痛まで起こされている方なら、すでに試されていることだと思います。実のところそうではなくて、もっと別のアプローチで改善をしたい、もっと他の方法はないのかと思われていると思います。

それについては以降で記述しますが、もちろんこの基本的な解消方法を実践した上でそれを行うという、前提的な位置にありますので、念頭に置いておきましょう。

酵素を活用する

酵素というのは、食べたものの消化や栄養の吸収、人の身体にとって悪いものの解毒や排せつを促します。胃腸を整える作用、さらに代謝を高めてくれるという特徴を持ち、それに伴い排便を促してくれると同時に痩せやすい身体を作ることにも繋がります。

酵素はさまざまな食品に含まれていますが、一番手っ取り早いのは、やはり酵素ドリンクでしょう。食事中に飲むのもいいのですが、1食置き換えるなどをすると排便を促しダイエットにもなるので効果的です。

市販薬を使う

世の中に便秘薬は数多くありますが、それらを使ってみるのも一応は手段のひとつです。ただし、頻繁に使用すると耐性が付いてしまうことで効果が薄れ、また元の便秘に戻ってしまう可能性があります。

それどころか、便秘薬に耐性が付くことにより通常時の便秘がさらに頑固になるなど、悪化の恐れもありますので、あくまで一時的な解消に用いるべきでしょう。常飲するのはいささかリスクが高い、そして根本的な解決にならないというデメリットがあります。

まとめ

便が出ないとはいえ、そのまま放置は危険です。基本的な解消方法として、酵素に頼ってみるのも一考の余地ありです。

しかし、今ひとつ酵素という代物に不安を抱く方も多いのではないでしょうか? その際は、酵素に詳しい「のざき薬局」にご相談いただければ幸いです。便秘や酵素について的確なアドバイスで解消への道をバックアップいたします。

 
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