ダイエットをする中で、とくに気をつけなければならないのが食事です。炭水化物や糖質を抜くことによって痩せるという方法が巷では流行っていますが、むやみに制限をかけてしまうと、健康を害してしまうことになります。そこで今回は、ダイエットにおける食事についてご紹介いたします。
太りやすい食生活
ダイエットの前に、まずは普段の食生活をまずは見直してみてはいかがでしょうか。太ってしまう方の多くが、食生活に問題を抱えてしまっている傾向にあります。正しい食生活に戻すことによって、それだけでも太りにくくなるでしょう。
食後にデザートを食べている
食後といえばデザート、という印象があるかと思いますが、食後のデザートは、太りやすいとされています。第一に、食べすぎてしまうということです。食事の延長線上にあるので、ちょっとだけでなくそれなりの量を食べることになるでしょう。そうなるとたっぷりと糖分をとることになるため、結果として太る原因になってしまいます。
ダラダラと間食してしまっている
間食自体も太りやすい原因ですが、終わりのない間食はもっとも危険です。小分けされているバラエティパックの中の一袋のように、ひとつの量が少なく、終わりがはっきりしているものはまだいいのですが、一袋をそのまま食べはじめてしまうと、気がつけばそのまますべて食べきってしまったということになりかねません。
その場合には、食べる量をあらかじめ小皿などに出すなどして、量を決めることが大切です。
夕飯を夜遅くにとっている
家族との食事の時間が遅かったり、単純に仕事の関係などで食事の時間が遅くなったりしてしまうことがあるでしょう。それ自体は仕方のないことですが、夜遅くの食事は太りやすいです。
具体的には、22時以降のことを指していて、この時間帯になると、体の中の脂肪を溜め込むための酵素が急激に増えてしまいます。そのタイミングで食事を摂ると、脂肪として溜め込まれてしまうのです。
炭水化物やタンパク質がメインになっている
タンパク質や炭水化物は、血糖値を上げやすい傾向にあります。本来は野菜などから食べはじめれば、急激な血糖値の上昇を防ぎ、脂肪になりにくいのですが、炭水化物などがメインでいきなり摂取してしまうと、結果として太ってしまうでしょう。
炭水化物ダイエットの危険性
炭水化物を摂取しないように制限するダイエットをした場合、たしかに効果は見られるでしょう。これまで炭水化物によって増えていた脂肪が増加しなくなるのですから、当然ともいえます。しかし、その反動というべき副作用は存在しているのです。
まずは集中力の低下が挙げられます。炭水化物の主な成分は、糖質です。糖質は人間にとって必要不可欠なエネルギーのひとつで、とくに脳や神経にとっては、唯一のエネルギーとなります。
そのため、摂取できなくなると脳や神経はエネルギー源がない状態に陥ってしまうわけですから、集中力などが著しく低下してしまうでしょう。また、次第に疲れやすくなる症状も見受けられますので、最終的には命の危機になってしまう可能性もあるのです。
さらに、筋力の低下にもつながります。炭水化物に含まれる糖質を制限した場合、体はアミノ酸を糖に変換するようになります。そのアミノ酸は、筋肉を分解することによって生まれるのです。
つまり、みるみるうちに筋肉が衰えていってしまうのです。脂肪だけでなく筋肉までなくなっていくと、最悪の場合、歩行が困難な状態にまでなってしまう恐れもあるのです。
ダイエットに向いている食材・向いていない食材
ダイエットに向いている食材は、まず青魚が挙げられます。サンマやマグロ、サバなどの青魚は、低カロリーでありながらタンパク質を豊富に含んでいますので、ダイエットに向いているといえるでしょう。
ダイエットの定番といっても過言ではない鶏肉(ささみ・胸肉)も低脂肪ですのでオススメです。ただし、モモは脂肪分が多いので、食べすぎないようにご注意ください。
ダイエットに向いていない食材は、芋類やにんじんです。一見カロリーも少なく、ダイエットに向いているように思えますが、糖質がそれなりに多く含まれていますので、太りやすくなってしまいます。
また、グラノーラにも気をつけましょう。栄養バランスを考えるとつい食べたくなってしまいますが、糖質が高めであるドライフルーツなどが含まれているため、量や成分に気をつけながら食べる必要があります。
咀嚼回数を増やそう
食事量を減らすと、カロリーだけでなく、満腹度も低下してしまいます。満腹度が低いままの状態が続くことで非常に強いストレスを感じてしまったり、空腹を感じながら生活したりする羽目になります。
とくにストレスは厄介ですので、そのときはよかったとしても、いずれ我慢の限界がきて、リバウンドの原因になってしまうでしょう。空腹状態が続いてしまうことも、集中力が散漫になるなどの悪影響があります。
そこで注目すべきは、咀嚼回数です。人間の体は、咀嚼をすることによって満腹中枢が刺激される仕組みになっています。咀嚼から満腹中枢に伝達されるまでに15分ほどかかりますので、咀嚼をあまりしないまま食事をすすめてしまうと、どんどん食べてしまいます。
そこでしっかりと咀嚼をすると、咀嚼中に満腹中枢に伝達されるため、そこまでたくさん摂取していないにもかかわらず、しっかりと満腹感を得られるのです。
まとめ
食事に気をつけてダイエットをすることによって、ストレスをできる限り抑えながら、健康的に体型をスリムにすることが可能となるでしょう。偏った食事や制限は避けるようにして、あくまでも不要な分を摂取しないようにするという観点で考えるといいのではないでしょうか。
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